顧客優先主義で店舗づくりを行う大原孝治

大原孝治は、ドン・キホーテホールディングスの強みについて「変化対応力」を挙げています。日本経済が安定的に回復の兆しを見せるなかでも、諸外国の経済政策や金融資本市場の動きによってはどのように変化する可能性も否定できないとして、常に変化に対応できる組織作りを進めています。

また、大原孝治は「顧客最優先主義」を店舗づくりにおける重要なテーマであると述べており、競合他社との差別化を図るうえで重要な考えであると表明しました。日本国内の状況については、IT関連の様々な技術が導入されたことによって個人の趣味嗜好にも変化が生じていることを挙げた上で、個人の価値観の多様化に対応するためには店舗ごとに独立した意思決定を行いつつ、攻めの経営を継続することが重要だと様々なインタビューで答えています。

世間のトレンドや社会問題をしっかりと捉えつつ、常にイノベーションを行うことでしか生き残れないとの考えを持っており、大原孝治が創造的な破壊と表現するような過去の既成概念や成功体験だけに頼ることなく、新しいチャレンジを続けていくことが重要だと強調しました。

そして、ドン・キホーテホールディングスでは、2020年までに年間の売り上げ高を1兆円を超えることを目標に設定しており、自社の強みとして挙げられている「変化対応力」や「顧客最優先主義」を前面に出しながら、同業他社やその他のエンターテインメントなどとの競争に勝ち抜いていくことが重要であると話しています。